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事業報告9:コープさが・保育スタッフ対象研修会

【保育スタッフ対象研修会】
7.コープさが スタッフ研修会

【日程】
○11月 4日  子どもの発達と保育(一時保育とは)
【目標】
くらしの委員会で年8回開催している【くらしのスキルアップセミナー】時の一時保育はこれまで外部に委託してきたが、今後は組合員による助け合いとして行っていきたい。そのための準備として、今日の子育てをめぐる状況を理解し、一時保育における子育て支援のポイントをつかむこと。また、一時保育の実際について学ぶことで、備品の購入等の準備や保育者の自信につなげ、一時保育制度の運用の開始につなげたい。

子どもの発達と保育(一時保育とは)
講義「子どもの時を育むひとときの保育」
講師:㈱コマーム/㈱コマームプロデュース 代表取締役 小松君恵氏

子育ては母親ひとりからみんなへ
現代の親は、自己批判が厳しく、競争原理や評価体制が家庭にも侵入した世代である。また、コミュニティーの解体により、子育ての技術と知識の不足、子育てサポートの脆弱化(夫・祖父母・地域等)があり、更に「母性信仰」や「3歳児神話」などの社会的通説の圧力もある。そのため母親が子育てのつらさを感じ、育児不安を一人で抱えがちになっている。このような状況の中、一時預かりに対する親の要望や、社会的に求められるものも変化し、保育の充実や「子育て支援」の意識を持つことが大切になっている。
一時保育の支援の在り方は、親に対して傾聴・受容・共感することで親の不安の受け皿になる。子どもを安心して預けられる人であり、子どもと楽しい時間を過ごし、子どもの育ちをともに喜びあう人であること。親とのコミュニケーションにおいては、それぞれの親の立場を尊重し、保育スタッフは子育ての支援をしていく立場だということを念頭に置いて、親に対し一歩引いたかかわりを心掛ける。
生協の一時保育の理念は、一時保育という活動を通じて、地域の中に、見守り見守られる関係、頼り頼られる関係を作っていくことである。

DVD 「ひととき保育の実際」
 ひととき保育の実際について事前準備・集合~会場設営・子どもの受け入れ・実際の対応例・保育・子どもの引き渡し・保育終了後までをDVDで学んだ。
 ワークショップでグループごとに会場の配置図を作成し保育に際し心掛けることを発表した。この後、一時保育の環境設定と安全確保を学び、実施手順をおさらいした。

子どもの成長発達とあそび
ワークショップで子どもの発達表を作成。子どもの心と体の発達のポイントは運動機能・社会性・言語にありそれに応じた遊びを提供することの大切さを学んだ。また、布・絵本を使った遊びの実演を見て新聞紙遊び・集団遊びを全員で行った。

全体を通じて感じたキーワード
・親と子どもの安心 ・子どもの発達支援 ・親への支援 ・見守りから保育へ 
・スタッフの笑顔

参加者アンケートから
・実際的な内容で、楽しく学べました。
・お話しを聞いていて私にこんなことできるかなと思った。思っていたより大変だなと思いました。でもとても楽しかった。
・小松先生のお話が分かり易く楽しく受講できました。ありがとうございました。
・きちっとした預かり保育の流れがよくわかった。
・もっとはやくこの研修を受けたかったです。自分の子育てにちょっと遅いですがこれからの活動に役立てたいです。面白かったし午後からの体を動かすのはねむり防止になりました。
・子どもとの関わり方、よくぞ教えて下さいました。楽しかった。
・いろんな遊びを教えていただきありがとうございました。
・実際に事業を始めるには、スタッフ、資金など具体的に詰めて行かないと…。
・現役で子育て中ですが、育児の中で一番苦手なことが、一緒に遊ぶことでした。食事や生活習慣に比べて軽んじてもいました。子どもにとって遊びは、生きることなのですね。“遊び込む”ことを大切にしていこうと思いました。
・コープさが生協でも一時保育が必要な時期が来たと感じています。若い組合員さんに参加してもらい学習して、一時保育の必要性を知ってもらいたいと思います。
・私たちでも出来るんだということがよくわかりました。保育者だということを認識しました。
・親の気持ちが聞けてよかった。
・託児には、たくさんの注意や気配り準備が必要で大変ですが、社会で子どもを育てていくという気持ちを持って接していけば、託児者にとっても若いお母さん方とのコミュニケーションがとれる、やりがいのある仕事だと思います。具体的に話を聞くことが出来たので、ひとつひとつ再確認しながらよりよい託児が出来るように目指していきたいと思います。
・子どもの発達から遊びまで教えてもらえて良かったです。

●コープさが 自己評価と講評

【全体のまとめ】
研修を終了し、参加した方たちが一時保育の保育者になることに良い印象を持っていただけたので良かった。実際託児をするにあたり、即戦力として活躍してくれそうです。
 ひととき保育の実際について学んだことを思い出しながら、安心安全で『子育て支援』となる活動ができるよう十分準備をして一時保育を実施したい。

【委員の講評】
増えつつある若い組合員さんのニーズに応えるため、本部による子育て委員会が設置され、子育てひろばや託児付きのセミナーは若い組合員には好評だが、保育スタッフ不足で託児は外部に依頼している状況とのことです。日常的に保育スタッフの確保に苦労している現状を改善するために、保育スタッフの数を増やしつつ、質の向上を図る目的でこのたびの研修企画がなされました。
「子育ては母親ひとりからみんなへ」というテーマで話し合われ、今日的な子育てをめぐる状況を考え合う中で「一時保育」の支援のあり方が明確になっていったようです。親に対して傾聴・受容・共感することで親の不安の受け皿になり、地域の中に見守り合える関係、預かり合えるお互い様の関係が育っていく重要な活動であるという認識が高まっていきました。
実際の一時保育の流れや対応事例、安全面の確保事例を出し合い学び合うことで、さらに参加者のモチベーションも上がり、今後中心的に活躍してくれそうなスタッフや、即戦力として活躍してくれるスタッフが見出せたことは大きな成果だと思います。
研修が進むにつれ参加スタッフの笑顔が溢れていく様子が大変印象的でした。コアになりそうなスタッフの活躍がけん引力となり、今後のさらなる活動のひろがりに繋がっていくように感じました。(小松君恵)

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